銀河鉄道の父 その2

こんばんは。

これを書いているのは2月23日の22:33です。明日は乙女座満月🌕ですが、お天気はどうかな?

今日23日は天皇誕生日。天皇陛下のお言葉の全文を読ませていただきましたが、国民の幸せを心の底から願ってらっしゃる方が伝わってまいりました。

雅子さまとお二人で座ってらっしゃる両側には、この度被災した輪島の伝統工芸品が飾られていましたね。石川県には10回を超えるご訪問をなさり、塩田をご覧になったり地元の方たちとの交流をされたりなさってらしたそうです。

一朝一夕ではない、その深いお心に、私たち国民はやはり惹かれるわけです。また、この国の民ばかりか、天皇の思いは世界の人々にも向けられています。

世界から戦闘や貧困が無くなることを願うそのお気持ちは、、宮沢賢治にも繋がります。立場やお役割は違えど、人としての徳の高さを感じます。

さて、賢治は小さい頃に「石こ賢さん」と呼ばれた程、石が大好きだったそうです。それが鉱物、自然科学、植物、天体・・・と幅広く探求する姿勢に繋がり、美しいものばかりでなく弱いものへの視点に賢治の本当の優しさを見ることができるわけです。

「銀河鉄道の夜」は、実は私にとっては難解で何度も挫折して最後までなかなか読めなかった作品です。

この度、ようやく意を決して、かなり遅れ馳せながら読了することができました。国語の先生としては相当出来が悪いですね。

主人公のジョバンニが最初パッとしないどころか、辛い立場なんですよね。ロマンチックなうっとりするようなお話かと思って手に取った本、何度も最初のところでつまずいてその後読み進められないうちに長い年月が経ってしまいました。

すると、それはとても不思議なお話だということがわかります。

内容を知りたくない方は、この後は読み進めないで下さいね^_−☆

「銀河鉄道の夜」の主人公はジョバンニという少年で、活版印刷所で働きながら病気のお母さんと暮らしています。お父さんは遠洋漁業に出かけてるようですが、違法な漁をしていると噂されているようです。

心優しきカンパネルラともっと仲良くしたいのに、ジョバンニをしつこくからかうザネリというクラスメートがいます。

ザネリたちのからかいや孤独の悲しみから、一人丘にのぼると、そこに「銀河鉄道」が現れるのです。そして何故かカンパネルラが乗っています。

カンパネルラの語ら内容は何だかヘンテコです。お話の最後でわかるのですが、この時点で実はカンパネルラは既に亡くなっていたのです。

この続きはまた明日。

さぁ、今晩は満月です。

満月がだんだん欠けていくように、不必要なものをどんどん手放していきましょう。